2018年度入試 栄東中 A日程 出題予測と対策 化学 算数・理科 2017年12月21日 続きです。今日は化学分野。説明会では水溶液と気体、という単語とともに化学変化…というキーワードも飛び出しました。ということは、絞れてきそうですね。(1)金属と気体の発生量グラフ(または表)過不足なく反応する量を見て比例計算をするアレです。ただ、栄東ですから少し突っ込んだ知識を出してくるかも。例えば両性金属→中学受験の範囲ではアルミニウムと亜鉛。気体の発生するかしないか 塩酸 水酸化ナトリウム水溶液アルミニウム ◯ ◯亜鉛 ◯ △(濃い、熱いときだけ)マグネシウム ◯ ×鉄 △ ×銅 × ×要注意ポイント!!塩酸の溶質は…塩化水素塩酸にアルミニウム →塩化アルミニウム(白色)塩酸に亜鉛→塩化亜鉛(白色)塩酸に鉄→塩化鉄(黄色!!!)水酸化ナトリウム水溶液にアルミニウム →アルミン酸ナトリウム(白色)つまり、この反応では『金属がそのまま溶けて水溶液となった』わけではなく『反応により異なる物質ができた』ことを表している。(2)炭酸カルシウムと塩酸二酸化炭素が発生する例の問題。計算は(1)とおんなじ。要注意点炭酸カルシウムといえば、サンゴ、チョーク、貝殻、卵の殻大理石、鍾乳洞、そしてお馴染み石灰石!こっちかなぁ。(3)変化球 炭酸水素ナトリウムに塩酸炭酸水素ナトリウムはいわゆる『重曹』(高校では弱酸の遊離反応として説明できるのですが)これに塩酸をかけても二酸化炭素が発生。出るとしたら、、10%くらいの確率でしょうか。ただ、ベーキングパウダーなどに含まれていて身近な実験としてできるという意味では…でなくもないかも(4)難しくなったら 中和と絡む問題もアルミニウム が両性金属鉄は酸性でのみに反応このあたりを絡めた出題も。。まとめ『とにかく問題集やっとけ笑笑』ですね。ただ、知識の細かい部分も埼玉の受験校は出る場合もありますし、説明会では『実験形式』を強調していました。実験器具、、、例えばガスバーナーなどはしっかり見直しておきましょう。 にほんブログ村[0回]PR
2018年度入試 栄東A日程 生物 算数・理科 2017年12月20日 こんばんは。今回は生物分野についてお伝えします。栄東中のA日程(H28)ですが「内臓関係の働き」が出題されるとのことでした。さて。内臓関係とは……「浅く読むと」 消化系の働き 肝臓の働き 心臓の働き →それらに結びついた働き。多少、循環も混ざるのでしょうか。 とにかく基本的な知識を身につけることです。 ただし、栄東中の人体分野は細かいです。 例えば、過去には「毛細血管と赤血球の大きさの関係」(B日程) など出題されたこともあります。「深く読むと」1)消化に特化した問題 例えば、ヒトの消化と牛の消化の対比など(JGの入試問題のような) それぞれの運動(分節運動、ぜん動運動など) 消化にかかる時間2)腎臓の働きに特化した問題。 御三家(特に女子)はじめ、たくさんの学校で出題されている 「ろ過と再吸収」の問題が有力ではないか!?と考えています。 ろ過と再吸収。キーワードは糸球体。 表面積を広くした組織の中で、 一旦、ほとんどの成分を原尿に入れる。 →必要なものは再吸収 →これを繰り返す。 といった作業をしているのです。 ちなみに、この分野は計算問題も出題されます。。 というわけで、人体分野は、広く覚えておきましょう。3)あまりないかなぁ。血液循環 内臓、という表現で、血液循環に行くことはないかと思うのですが……4)まさかの呼吸 内臓、という表現で、同様に行くのか。。。呼吸も一応見ておきましょう。 横隔膜と肋骨の関係とか。。以上です。 にほんブログ村[0回]
栄東中 2018年度 理科の対策 物理A日程 算数・理科 2017年12月20日 栄東中の理科 対策編です。2018年度の出題予定範囲に合わせて詳しく『対策方法』をお話しします。例年→割と力学分野が難しく、他の分野が簡単。ですから、力学分野を一旦飛ばしてとく方針。2018年度入試→力学に『振り子』が割り当てられる予測。一方で化学では『化学反応』と言っていますから、化学反応の計算が出たらそちらで時間を取られる。その場で時間配分を考えた方が良し以下、出題予告範囲とその詳しい予想。物理分野→振り子の性質おそらく振り子で間違い無いと思います。実験形式で表から規則性を見つけて計算する形が一般的。ただ、栄東は『変化球』を投げることもありますから、少しパターンごとに注意点を。周期の計算→やはり釘があるパターンでしょう。周期の整理が必要ですよね。振り子の長さと重心→栄東の受験生ならば、振り子の長さ=支点から重心までのとの距離、ということは知っているはずですね。これを利用した問題も考えられます。例えば ブランコで立ちこぎと座りこぎのどちらの方が周期が長いのか? メトロノームでおもりを上に置いた時と下にずらした時、どちらが周期が長いのか? 穴の空いた容器に砂をいっぱいにいれた状態で振り子をスタートすると、周期はどのように変化するのか。 (ヒント 砂の量が少なくなると重心の位置が…) 振り子時計の振り子が金属でできていた場合、夏と冬で周期が長くなると考えられるのはどちらか?まぁ、どれも入試の過去問からなんですが、、塾講師は様々な学校の問題を解いていますから、いろんなパターンを予想できます。今日は物理のみ!このへんで。お手隙であれば広告バナークリックなんぞ。 にほんブログ村[0回]
栄東中 2018年1月10日 A日程 理科算数出題予定と予測 第一弾 算数・理科 2017年12月20日 栄東中の理科。説明会で概要を説明され、具体的な説明がありました。今日は第一弾。理科の出題内容。対策は後日…物理 振り子(ブランコ、メトロノーム含)生物 人体(内臓の働き)地学 天体の動き化学 化学反応(気体と水溶液、中和)例年、物理分野が難しい栄東ですが、今年は化学の計算や地学を完璧しておくことも必要でしょう。栄東中の算数立体図形を若干ですが易しく。例年通り計算(西暦からめるかなー?)、小問集合、規則性(たいていはモンモール数、フィボナッチ数列らカタラン数など有名どころ)、平面図形(相似。去年は直角三角形だったから、今年は折り返しとか線分比の問題の気が。それに、空間図形の切断ですね。( ̄▽ ̄) にほんブログ村[0回]
学校別予習シリーズの活用法 算数・理科 2017年12月17日 今日は、学校別予習シリーズの活用法について。四谷大塚には予習シリーズ(教科書)の他に6年後期に使う「学校別予習シリーズ」というものが存在します。(灘中の予習シリーズは6年前期分から作られるようですが)その実体について迫っていきます。例えば、「開成・学校別予習シリーズ」「麻布・学校別予習シリーズ」「桜蔭・学校別予習シリーズ」「女子学院・学校別予習シリーズ」などなど。色々な学校の予習シリーズがあります。どれも分冊です。後期、第1回・第2回……と合不合判定テストがある週以外は存在しています。<算数>基本的には「全ての学校別予習シリーズに共通の問題(難関校一行問題)」と「その学校の傾向に則した問題」、それに、「学校の過去問」(結構古いもの)で構成されています。<理科>算数と同様です。<国語>割と題材が重なることも多いようですが、形式が学校ごとに異なっていたりします。(著作権の関係でしょうか?)<社会>算数と同様です。【活用法】これだけで、「学校別対策は完璧」ということはないです。理由は「良い意味でも悪い意味でも尖った教材だから」。解説授業がないと、自力での解き直しは厳しいでしょう。算数以外は、かなり、解説が少ないです。そして、分野も一応、その都度テーマごとにまとめられてはいますが、やはり偏りがあります。でも、その偏りこそ、最難関校を突破するのに必要なのです。尖っているということは、とんでもなく難しい問題もあるのです。ですが、そのような難易度の問題に触れ合ってこそ、つけられる力があります。いわば、劇薬ですね。(笑)ただ。あくまでも、尖った教材です。何が言いたいかというと「パターン演習」(穴埋め)には向かないのです。もちろん、社会の「女子学院・学校別予習シリーズ」をやれば知識がつくとは思いますし、算数の「麻布・学校別予習シリーズ」をやれば、柔軟な思考力を養えるとは思います。しかし、、、網羅的ではないのです。ですから、やはり、予習シリーズ6年上・6年下との併用は必須です。網羅的な学習こそ、四谷大塚の予習シリーズの長所です。今日はこの辺で。 にほんブログ村[0回]