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中学受験の算数・理科をわかりやすく極める。【難関校受験に特化したプロ講師のブログ】

プロ講師の視点から、開成中・麻布中・櫻蔭中・女子学院中(JG)などの学校別対策方法や、四谷大塚の予習シリーズに準拠した算数・理科の学習方法、時事問題、さらには合不合判定テストの解説なども含めて公開していきます。

学校別予習シリーズの活用法

今日は、学校別予習シリーズの活用法について。



四谷大塚には予習シリーズ(教科書)の他に



6年後期に使う「学校別予習シリーズ」というものが存在します。

(灘中の予習シリーズは6年前期分から作られるようですが)



その実体について迫っていきます。



例えば、

「開成・学校別予習シリーズ」「麻布・学校別予習シリーズ」

「桜蔭・学校別予習シリーズ」「女子学院・学校別予習シリーズ」などなど。



色々な学校の予習シリーズがあります。



どれも分冊です。後期、第1回・第2回……と合不合判定テストがある週以外は

存在しています。



<算数>

基本的には「全ての学校別予習シリーズに共通の問題(難関校一行問題)」と

「その学校の傾向に則した問題」、それに、「学校の過去問」(結構古いもの)

で構成されています。



<理科>

算数と同様です。



<国語>

割と題材が重なることも多いようですが、形式が学校ごとに異なっていたりします。

(著作権の関係でしょうか?)



<社会>

算数と同様です。





【活用法】



これだけで、「学校別対策は完璧」ということはないです。

理由は「良い意味でも悪い意味でも尖った教材だから」。



解説授業がないと、自力での解き直しは厳しいでしょう。

算数以外は、かなり、解説が少ないです。



そして、分野も一応、その都度テーマごとにまとめられてはいますが、

やはり偏りがあります。



でも、その偏りこそ、最難関校を突破するのに必要なのです。



尖っているということは、とんでもなく難しい問題もあるのです。

ですが、そのような難易度の問題に触れ合ってこそ、つけられる力があります。



いわば、劇薬ですね。(笑)



ただ。



あくまでも、尖った教材です。

何が言いたいかというと「パターン演習」(穴埋め)には向かないのです。



もちろん、



社会の「女子学院・学校別予習シリーズ」をやれば知識がつくとは思いますし、

算数の「麻布・学校別予習シリーズ」をやれば、柔軟な思考力を養えるとは思います。



しかし、、、網羅的ではないのです。



ですから、やはり、予習シリーズ6年上・6年下との併用は必須です。

網羅的な学習こそ、四谷大塚の予習シリーズの長所です。





今日はこの辺で。
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