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中学受験の算数・理科をわかりやすく極める。【難関校受験に特化したプロ講師のブログ】

プロ講師の視点から、開成中・麻布中・櫻蔭中・女子学院中(JG)などの学校別対策方法や、四谷大塚の予習シリーズに準拠した算数・理科の学習方法、時事問題、さらには合不合判定テストの解説なども含めて公開していきます。

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2018年度 栄東B日程 理科 出題予想

おはようございます。寒い日が続きますね。


さて、栄東のA日程についてここまでお伝えしてきましたが、
次はB日程。

B日程はA日程で惜しくも敗れたお子様たちの敗者復活戦
緊張も並大抵じゃありません。

今日の記事ではB日程についてアナウンスされた範囲と出そうな概要をお伝えします。

物理分野 音の三要素

化学分野 水溶液

生物分野 植物のつくりと働き

地学分野 大地の成り立ち

詳しく見ていきましょう。

物理分野 音の三要素
→おそらくオシロスコープを使った問題かと思います。
 「音色」「音の大きさ」「音の高さ」が3要素でしたね。
 例えば、標準的なところだと
  *モノコードを使っている実験 → 「細く!」「短く!」「張り強く!」が高い3条件
  *ピアノや木琴・鉄琴 → 短い方が「振動しやすい」だから「高い音になる」
  *振動数や振幅に関する問題 → 振動数の計算なんかもでるかも。
  *コップに水を注いで問題 →たたくと高い音がでるのは「水が少ないほう」
  吹いたときに高い音がでるのは「水が多いほう」→振動しているものが違うんだ!

化学分野 水溶液
→おそらく、【見分け問題】 【溶解度や濃さの計算】 のどちらかだと思います。

 *酸性・中性・アルカリ性の問題
 *溶解度の変化
  固体なら……一般的には「高温」のほうが溶けやすい
   *例外は水酸化カルシウム(消石灰)
  液体なら……ものにもよるが任意の割合で混ざるものも多い。(例:エタノール)
  気体なら……一般的には「低温」のほうが溶けやすい
   *なぜ?:温度が高くなると気体の分子は激しく運動し始めます。そのため、水から飛び出していってしまうのです。
 *溶解度と再結晶
  ●温度を下げるととけきれない分が結晶として出てくる
  
生物分野 植物のつくりと働き
 →おそらく「蒸散」あたりでしょう。まぁ、光合成かもしれませんが、
  いずれにしても「思考系」か「計算系」の問題になるでしょう。知識としておさえておきたいのは・・・
  *道管・師管の働き(何を運ぶのか?)
   →師管ではデンプンを「糖」に変えて運んでいる
  *蒸散による効果3つ:体温上昇を防ぐ、根から水を吸い上げる、水分量の調節
  *光合成のしくみ:二酸化炭素+水→栄養分+酸素
  *呼吸と光合成:二酸化炭素やデンプンの増減量のグラフ
   →「補償点」といわれてピンときますか?


地学分野 大地の成り立ち
 →広い~。地層・岩石・地震!どれだーー。
  というわけで書ききれませんが、差がつきやすい項目を。

  *れき岩・砂岩・泥岩の見分け→最大の粒の直径。2mm、1/16mmの2つ。
  ★正確に言うと、泥岩はさらに「シルト」「粘土」と細かくわかれますね。
  そのときの基準は「1/256mm」ですが、あまりテストで見かけない。

  *泥岩が変化してできたものシリーズ!
   粘板岩……うすくて固い。すずりなどにつかわれる。
   頁岩……シェールガス・シェールオイルといったらこれ。

  *定番ですが●灰岩。
   凝灰岩……火山灰がつもった
   石灰岩……炭酸カルシウム(サンゴや貝殻)がつもった

  *火山の形と名称
    鐘状火山(もこっともりあがって白っぽい)
     雲仙普賢岳(平成新山)←今の教科書には「平成新山」とも載っています♪
     有珠山
     昭和新山
    成層火山(三角形のきれいな形。色は中間)
     桜島
     富士山
     浅間山
    盾状火山(ひらべったくて黒っぽい)
     キラウェア山
     マウナロア山

   *マグマの粘り気
    →マグマの粘り気が強い=二酸化ケイ素が多い=白っぽい=もりあがる=噴火も激しい

   *震度は10段階(0,1,2,3,4,5弱,5強,6弱,6強,7)

           *「緊急地震速報」はP波を検知して計算した上で出している

   *マグニチュードは規模の大きさ。1あがると約32倍。

   *直下型地震とプレート原因型の地震の区別をつける。
   →熊本地震は直下型、東北地方太平洋沖地震はプレート原因。

ちかれた。

以上です。(大地の変化は書きなぐり感が・・・)
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2018年度入試 栄東の理科 入試出題予測・対策 『地学』

こんばんは。
さて、引き続き、栄東の理科について2018年度(つまり次の入試)の出題予測と対策をお伝えしていきます。

出題内容は
 「星や太陽の規則的な運動」
と示されていますから、間違いなく「日周運動」「年周運動」です。

ポイントは
 ・日周運動の原理
 ・年周運動の原理
 ・各種計算問題
 などなどでしょうか。
特に大きなポイントはないと思いますが、2,3点差がつきそうなところを。

1つ目 「さそり座」「オリオン座」の通り道。

たとえば、さそり座は「夏の空低く」
     オリオン座は「三ツ星が天の赤道を通っている」

このあたりは受験生なら常識です。
ですが、それが、「天球図」でイメージできていますか?

これを太陽の季節ごとの道筋と対比してみると・・・

さそり座=太陽でいうと冬の道筋に近い。
オリオン座=太陽でいうと春分・秋分の道筋に近い

これがわかりやすいでしょうか?

また、一応、流行の「星座早見盤」はおさえておきたいですね~。

・たぶんないと思いますが、一応、「月」についてもおさえておきましょう。
1月入試である栄東ででなくとも、今年は出題可能性が高い!ですよね。

それはなぜか・・・。

アメリカ横断、皆既日食!ですよ。

このあたりは、時事問題の記事を参考にしていただければ。

今日はこのへんで。
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2018年度入試 栄東中 A日程 出題予測と対策 化学

続きです。



今日は化学分野。
説明会では水溶液と気体、という単語とともに化学変化…というキーワードも飛び出しました。

ということは、絞れてきそうですね。

(1)金属と気体の発生量グラフ(または表)

過不足なく反応する量を見て比例計算をするアレです。

ただ、栄東ですから少し突っ込んだ知識を出してくるかも。

例えば

両性金属→中学受験の範囲ではアルミニウムと亜鉛。

気体の発生するかしないか


塩酸 水酸化ナトリウム水溶液
アルミニウム ◯ ◯
亜鉛 ◯ △(濃い、熱いときだけ)
マグネシウム ◯ ×
鉄 △ ×
銅 × ×

要注意ポイント!!

塩酸の溶質は…塩化水素

塩酸にアルミニウム
→塩化アルミニウム(白色)

塩酸に亜鉛
→塩化亜鉛(白色)

塩酸に鉄
→塩化鉄(黄色!!!)

水酸化ナトリウム水溶液にアルミニウム
→アルミン酸ナトリウム(白色)

つまり、この反応では
『金属がそのまま溶けて水溶液となった』
わけではなく
『反応により異なる物質ができた』
ことを表している。

(2)炭酸カルシウムと塩酸

二酸化炭素が発生する例の問題。計算は(1)とおんなじ。

要注意点

炭酸カルシウムといえば、
サンゴ、チョーク、貝殻、卵の殻
大理石、鍾乳洞、そしてお馴染み石灰石!



こっちかなぁ。

(3)変化球 炭酸水素ナトリウムに塩酸

炭酸水素ナトリウムはいわゆる『重曹』

(高校では弱酸の遊離反応として説明できるのですが)

これに塩酸をかけても二酸化炭素が発生。

出るとしたら、、10%くらいの確率でしょうか。

ただ、ベーキングパウダーなどに含まれていて身近な実験としてできるという意味では…でなくもないかも

(4)難しくなったら 中和と絡む問題も

アルミニウム が両性金属
鉄は酸性でのみに反応

このあたりを絡めた出題も。。



まとめ

『とにかく問題集やっとけ笑笑』

ですね。

ただ、知識の細かい部分も埼玉の受験校は出る場合もありますし、説明会では『実験形式』を強調していました。

実験器具、、、例えばガスバーナーなどはしっかり見直しておきましょう。

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2018年度入試 栄東A日程 生物


こんばんは。

今回は生物分野についてお伝えします。

栄東中のA日程(H28)ですが「内臓関係の働き」が出題されるとのことでした。

さて。内臓関係とは……

「浅く読むと」

 消化系の働き
 肝臓の働き
 心臓の働き
 →それらに結びついた働き。多少、循環も混ざるのでしょうか。
  とにかく基本的な知識を身につけることです。
  ただし、栄東中の人体分野は細かいです。


  例えば、過去には「毛細血管と赤血球の大きさの関係」(B日程)
  など出題されたこともあります。


「深く読むと」

1)消化に特化した問題
 例えば、ヒトの消化と牛の消化の対比など(JGの入試問題のような)
 それぞれの運動(分節運動、ぜん動運動など)
 消化にかかる時間

2)腎臓の働きに特化した問題。
 御三家(特に女子)はじめ、たくさんの学校で出題されている
 「ろ過と再吸収」の問題が有力ではないか!?と考えています。

 ろ過と再吸収。キーワードは糸球体。
 表面積を広くした組織の中で、
 一旦、ほとんどの成分を原尿に入れる。
 →必要なものは再吸収
 →これを繰り返す。

 といった作業をしているのです。

 ちなみに、この分野は計算問題も出題されます。。

 というわけで、人体分野は、広く覚えておきましょう。

3)あまりないかなぁ。血液循環

 内臓、という表現で、血液循環に行くことはないかと思うのですが……


4)まさかの呼吸

 内臓、という表現で、同様に行くのか。。。呼吸も一応見ておきましょう。
 横隔膜と肋骨の関係とか。。


以上です。
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栄東中 2018年度 理科の対策 物理A日程



栄東中の理科 対策編です。

2018年度の出題予定範囲に合わせて詳しく『対策方法』をお話しします。

例年→割と力学分野が難しく、他の分野が簡単。ですから、力学分野を一旦飛ばしてとく方針。

2018年度入試→力学に『振り子』が割り当てられる予測。一方で化学では『化学反応』と言っていますから、化学反応の計算が出たらそちらで時間を取られる。その場で時間配分を考えた方が良し

以下、出題予告範囲とその詳しい予想。

物理分野→振り子の性質

おそらく振り子で間違い無いと思います。
実験形式で表から規則性を見つけて計算する形が一般的。
ただ、栄東は『変化球』を投げることもありますから、少しパターンごとに注意点を。

周期の計算
→やはり釘があるパターンでしょう。
周期の整理が必要ですよね。

振り子の長さと重心
→栄東の受験生ならば、振り子の長さ=支点から重心までのとの距離、ということは知っているはずですね。

これを利用した問題も考えられます。

例えば

ブランコで立ちこぎと座りこぎのどちらの方が周期が長いのか?
メトロノームでおもりを上に置いた時と下にずらした時、どちらが周期が長いのか?
穴の空いた容器に砂をいっぱいにいれた状態で振り子をスタートすると、周期はどのように変化するのか。
(ヒント 砂の量が少なくなると重心の位置が…)
振り子時計の振り子が金属でできていた場合、夏と冬で周期が長くなると考えられるのはどちらか?

まぁ、どれも入試の過去問からなんですが、、塾講師は様々な学校の問題を解いていますから、いろんなパターンを予想できます。

今日は物理のみ!このへんで。

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