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中学受験の算数・理科をわかりやすく極める。【難関校受験に特化したプロ講師のブログ】

プロ講師の視点から、開成中・麻布中・櫻蔭中・女子学院中(JG)などの学校別対策方法や、四谷大塚の予習シリーズに準拠した算数・理科の学習方法、時事問題、さらには合不合判定テストの解説なども含めて公開していきます。

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小6・冬期講習予習シリーズ(sクラス)のポイント(3日目理科)

今日は三日目。
一日目・二日目に比べると……少し易しく感じたかもしれません。
差がつきそうなところをピックアップして解説します。

大問1 天体

全体的にスタンダードな出題でした。
  1. 星座の見え方に関しては「北極から見た図」を描いて考える。
  2. 南中高度の公式3つを言えるようにする。
  3. 日の出・日の入りの角度の公式を言えるようにする。
  4. 星座の一等星
  5. 日影曲線
大きく解説すべき問題はありませんが、

3.日の出・日の入りの角度の公式

→90ー緯度で求める(春分・秋分の日の南中高度と同じ)
→季節によって変わらない!

というところは大切ですね。

大問3 電流と発熱

5cm、10cm、15cmの長さの電熱線を使った実験。

抵抗の大きさは長さに比例しますから、

1:2:3。

前半の設問はほとんど難しくありません。
差がつくとしたら、「並列回路に流れる電流の大きさ」ではないでしょうか。

並列回路では同じ電圧がかかりますから、流れる電流は抵抗に反比例します

反比例ということは逆数比になるということですよね。

抵抗の比が1:2:3ということは、
電流の比は1/1:1/2:1/3=6:3:2です。

大問5 状態変化

この設問は、日常の現象から状態変化を考える問題です。

差がつくところをピックアップしてお伝えします。
霜と霜柱

霜ができた。  →空気中の水蒸気が氷になる

        →気体が固体になる(昇華)

霜柱ができた。 → 土の中の水分が氷になる

        →液体が固体になる
フラスコでの水の加熱に関する問題も差がつきます。
フラスコの水を加熱した時……

加熱直後に小さい泡がついた → 水に溶けていた空気

加熱後しばらくしてから小さい泡 → 水蒸気
ドライアイスや防臭剤(防虫剤)
固体の防臭剤が時間が経つと小さくなった
→固体から気体(昇華)

ドライアイスを水に入れたら泡がでた
→固体から気体(昇華)

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2018年度 栄東中 東大選抜I  出題予想と対策


こんばんは。今回は、東大選抜に関してお伝えします。

今日は概要編です。

とはいっても、東大選抜はなかなか対策しにくいですから、参考までに。
物理分野 てこのはたらきの利用
てこのはたらきの利用ということは

★クレーン車

★ブレーキ

★ひとの腕

などありますが、東大入試ですから、変化球で来るでしょう。

以前のブログでも話しましたが、栄東は大問1に物理分野をもってきて、しかもそれが難しいことが多いです。ですから、必ず、大問1は飛ばすこと。

あとからジックリ解いてください。
化学分野 化学変化・水溶液・気体

こちらは計算問題中心になるでしょう。

★金属と気体

★中和

など、A日程とテーマが重複しそうです。

生物分野 動物の分類と生活

こちらは説明会のお話だと「知識はほとんど必要ない」ということですから、長文系・思考系の問題になると思います。読解と時間管理の勝負ですね・・・。

地学分野 気象現象について

時事問題は出さない(直接は出さない)栄東ですから、見て考えれば解ける問題中心かと思います。

ですから、

★降水量とは何か。

★台風の月別上陸数(近年、一度出題されていますが)

★台風の暴風域・強風域など

★線状降水帯のメカニズム

★台風のメカニズム

★各種前線

★「雹」「霰」

などの基本知識はおさえておきたいですね。

今日はこのへんにしておきます。
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小6・冬期講習予習シリーズ(sクラス)のポイント(2日目理科)


連続シリーズです。今日は2日目!
このブログの意図は一つ。冬季講習予習シリーズの理科、解説が薄いんですね。
ですから、ポイントをまとめておきます。

大問1

 植物に関する問題。

 ここでは、当たり前の知識と思いながも、、、、

 単子葉類 イネ科・ユリ科(球根系)・ツユクサなど
  イネ・トウモロコシ・ムギ・ツユクサ・チューリップ・ユリ・タケ・ネギ
  「いとムッチュリスケベダケね♪」で覚えられます。

 双子葉類
   単子葉類の方に入らない「被子植物」(果実ができるもの)

 多子葉類
  マツ・スギ・イチョウ(実際にはイチョウは2枚のものもありますが・・・)


 無胚乳種子
  マメ・クリ・アサガオ・ヘチマ・ダイコン・ヒマワリ

    *要注意植物の仲間シリーズ
      マメの仲間(マメ科)→クズ
      クリの仲間(ブナ科)→ナラ・シイ・カシ・クリ【どんぐり!】
      アサガオの仲間(ヒルガオ科)→サツマイモ(ユウガオは違う!)
      ヘチマの仲間(ウリ科)→ユウガオ
      ダイコンの仲間(アブラナ科)→キャベツ(レタスは違う!) ブロッコリー
      ヒマワリの仲間(キク科)→レタス

 有胚乳種子
  トウモロコシ・イネ・カキ など

大問5

 バネに関する問題。やや難し目でしょうか。

 まずは、自然長のバネの伸び率の読み取り。10gで1cm、10gで0.5cmと読み取ります。

 ここで「段差のある」バネが。

 例えば、今回の場合、100gの棒を吊るしていますから、
 重心の位置(=棒の中心)に100gのおもりがあると仮定して解いていきます。

 棒が「水平」になる、というパターンです。
 かなりバランスの良い出題。ぜひ、復習を。

大問4

 日の出・月の出に関する問題。

 ポイントは

満月 = 太陽と反対の動き → 日の出と月の入りがだいたい同じ!

新月 = 太陽と同じ動き  → 日の出と月の出がだいたい同じ!

   *でも実際にはずれるんですよね。
    なぜかわかりますか?
    地球から見ると、月は太陽より遅く動くように見えるんですよねー
    理由は、月が地球の周りを自転の向きに公転しているから。

 ここまでは行けるでしょう。問題はそれ以外の月。

 解き方としては「その月の南中時刻」を求めてしまうのがわかりやすいでしょう。

 Step1 (月の出+月の入り)/2 でだいたいの南中時刻を求めます。

 Step2  次に、南中時刻での空の様子を描いてみます。

 Step3  時刻から太陽の位置を書き込む。

 Step4  月の形がわかる。

ポイント
弦月(半月のこと!)は90度の位置。

太陽がある方が光る。

三日月や26の月は約45度の位置(厳密には違います)
こんな感じで解いていきますが、最後の問題、意外と難しいかも。

理由は・・・

 どの月からスタートするかわからないから。

満ち欠けの順番に並べますから、何も考えなければ

 新月 → 三日月 →上弦の月  →満月  →下弦の月  → 26の月

ですけれど、問題がどの月からスタートさせるか言及されていない。

どうやって解くの??となるわけです。

注目するのは日の出の時刻。

日の出の時刻は規則的に「早くなっていく」か「遅くなっていく」はず!

ってことがわかっていれば、、、、並び替えられます。

大問3

化学計算。

金属と水酸化ナトリウム水溶液

金属と塩酸

の反応ですね。どちらも「水素が発生」します。
ポイント
        塩酸    水ナト水
アルミニウム 発生     発生
亜鉛     発生    濃・熱なら発生
マグネシウム 発生     X
鉄      やや発生     X
銅       X       X

メダル系(金銀銅)は基本的に発生しない。
さてさて。

今回は、計算としては一般的な気がします。

間違えるとしたら、気体の発生量の問題と中和熱の問題ですかね。

中和熱の問題に関しては
 「中和する物質が多いほど熱が多い」ですから、完全中和点およびその後の「中和熱」の量は同じなんですね。

 しかししかし、今回は「温度変化」を聞かれているわけですよ。

 違いはなに?

 それは同じ熱が発生していたって、溶液の量が多い(=水が多い)と温度変化しにくいってことです。

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小6・冬期講習予習シリーズ(sクラス)のポイント(1日目理科)



今日は、冬期講習の予習シリーズについて。ポイントを整理しておきましょう。

s問題のプリントについてお伝えします。


大問1 植物総合

ここでは植物のつくりに関して「広く」「網羅的に」問われています。

・単子葉類と双子葉類
・道管と師管の配置について
・具体的な植物名
・顕微鏡の基本

間違えやすいとしたら、顕微鏡の問題でしょうか。
「高倍率」での操作方法として正しいものを選ぶ

という設問です。
高倍率ですから、「視野は狭く、光量が少ないですから像は暗く」なっているのです。
ここで迷う選択肢は二つでしょう。

 ・しぼりはなるべく小さい穴のものを使う

 ・反射鏡には「凹面鏡」を使う

ここでポイントは像が暗くなりやすいということ。
しぼりで「小さい穴」のものを使うと、ますます、像が暗くなってしまいますね;;

だから、凹面鏡が答え。消去法で解けます。

また、凹面鏡は光を集める性質がありますから、顕微鏡の視野に光が集まりやすくなります。その点でも選べた生徒はかなり優秀。

大問3 電流回路総合

なかなかの良問です。バランスよく配置されていますが、(1)から躓いた生徒もいるのでは?
回路図として正しいものを選ぶ
ちゃんと図から枝分かれの様子を整理していきましょう。
この(1)が上手く出来ていないとあとが大変です。

そして、やはりポイントの部分は、最後の問題でしょうか。
並列回路になっている部分の片方を潰したら(つかなくしたら)他の電球の明るはどうなるか

大抵のお子様は「抵抗の個数が減るんだから、明るくなるに決まってるジャーン」と思って明るくなるを選びますね。

違いますよ。

実は、並列回路になっているとその部分は「抵抗が小さくなっている」んです。

抵抗とは土管のようなもの。細ければ通りにくく、太ければ通りやすい。

並列になっているってことは、その「並列部分」に関しては通り道がたくさん出来ているわけですから、通りやすくなっているんです。つまり、太い抵抗と一緒。

つまり、この問題は「この部分だけ太い抵抗を細い抵抗に変えましたよ」ってことなんですよ。

こういうところは塾でしか習えないところですね〜。

大問5 浮力

見た目で引いちゃう生徒もいるかもしれませんが、、かなりオーソドックスな問題。
しかも計算に関しては「ほぼ規則性だけ」で解けちゃいます。
今回は凸の形をした容器の中におもり50gを入れていくという設問

でしたが、まぁ、「沈んだ体積=浮力の大きさ」がわかっていれば解けてしまいます。
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予習シリーズ対応:小学5年生 理科補助プリント(大地の変化 暗記シート♪)


おはようございます。しばらく入試のお話ばかりだったので、少し小5に。

小5の予習シリーズで12月・冬で学習するものの一つとして「大地の変化」があります。

また、この範囲が知識量の多いこと多いこと。

そこで、暗記用のシートを作りました。ご活用ください。

 
 
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