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中学受験の算数・理科をわかりやすく極める。【難関校受験に特化したプロ講師のブログ】

プロ講師の視点から、開成中・麻布中・櫻蔭中・女子学院中(JG)などの学校別対策方法や、四谷大塚の予習シリーズに準拠した算数・理科の学習方法、時事問題、さらには合不合判定テストの解説なども含めて公開していきます。

2018年 市川中入試 理科・算数

今日は、2018年の市川中入試について

「難しかった」と感じられたお子様が多かったのではないでしょうか。
塾の講師からすると典型題も多いのですが^^;

考察問題などが多少難しかったと思います。

大問1 バネと浮力 難易度:⭐️⭐️☆☆☆
「出ちゃったか〜」と思ったお子様も多いかも。
でも、かなりオーソドックスです。

多少浮力を使いますが、きちんと読んでいけば大丈夫。

ポイントは「容器が沈んだ時の容器の下面と水面まだの高さ」と「ばねはかり」のグラフ

大問2 光の反射 難易度:⭐️☆☆☆☆
合わせ鏡の基本的な設問
これも、オーソドックスです。

鏡の回転についても、角度をきちんと書き込んでいけば大丈夫。


大問3 水溶液 難易度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
これはきちんと練習を積んできたかが問われる設問でした。
特に(3)(4)はその場でできたかどうか。

物質A(可溶性)、物質B(不溶性)が任意の割合で混ざった混合物の
溶解度に関する問題。

気づいて欲しかったのはココ!!

溶解度の20度→40度→60度と見て行った時の「差」
混合物実験の20度→40度→60度と見た時の「差」

あれ?比例していないん・・・ですね。

おっかしいな〜。と思たらわかるはず。

60度の時点ではAが「完全に溶けてしまっていた」ってことですよね。

まぁ(4)は勘でもいけちゃいます。

大問4 物質の分類 難易度:⭐️⭐️☆☆☆
難関レベルでは普通かな、という出題。
「とける」ものの整理ですよね。

水 ・・・食塩・ホウ酸

塩酸 ・・・ アルミニウム・鉄・食塩・ホウ酸
                ↑だって水が入ってるから。
水酸化ナトリウム・・・ アルミニウム・食塩・ホウ酸
             ↑両性金属  ↑だって水が・・・

どれにも溶けない・・・銅

もうちょいひねっても良かったような気がしますが・・・

大問5 植物 難易度:⭐️☆☆☆☆
(4)は少し難しかったかもしれないですね。
(1)は有名な話。大根ってアミラーゼが含まれてますよね。



大問6 消化吸収 難易度:⭐️☆☆☆☆
これと言って、取り上げる問題がない・・・。
普通でした。

あ、確かにISSの問題の「学校側の用意した正答」はどんなものなのかは
気になりますね。


大問7  生物の進化に関する考察問題 難易度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

おそらくこの大問が子供達に「難しい」と言わしめたでしょう。

ただ、あまり差がつかなかったのでは?

これは知識ものではありません。ほとんどが「考察問題」。

呼吸器という問題のテーマを掴めていたかがポイントです。

「肋骨の一部がなくなったのは?」

「どのような環境の変化があった?」

全て「呼吸器の発達」という1つのテーマに収束しますね。面白い。


算数

すみません。ちゃんと解いてません。

ただ、あまり難しくなかった印象。
子供達も「算数は・・・普通?」
という印象だったのでは。

だから、大問1とかでポカポカ、ミスをしていると
致命的でございます。

大問4 N進数・特別数

典型的な問題でしたね。(3)のみ変換が必要ですが・・・。

特別数 0、1、2、8

4進数  0、1、2、3

ここから10進数に。

大問5 水槽の問題

平面図で面積比書き込み。

大問6 図形

ここで若干差がついたでしょうか。


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