時事問題を予想する!理科 皆既日食・皆既月食 算数・理科 2017年12月27日 2017年8月22日 皆既日食(アメリカ横断)2018年1月31日 皆既月食(日本など)おはようございます。今から冬期講習の授業です。通勤の時間を利用して、今日は時事問題の話を。この2つの現象、「名前をかけるだけ」ではダメなんです。二つの現象を対比して見ていけるかどうか。ここがポイントです。ここでは基本的に北半球のお話をしていきます。日食……右から欠ける月食……左から欠けるここは OKでしょうか?例えば、日食というのは「新月」に「太陽」が隠される現象。でも、ここで疑問に思って欲しいんですね。「天球上の月の動きも太陽の動きも同じ速さなんじゃないの?」「なんで追いついたり追い越したりするの?」そこに気づけていたら、簡単。月は太陽よりも「遅く動くように見える」んですよ!それはなぜか。天球上の天体は「地球が自転している」から「動いて見えている」わけですね。しかし、月は、地球の自転の向きと同じ方向に公転しています。イメージ的には自分がくるくる回るメリーゴーランド。それと同じ方向にメリーゴーランドの外でちっちゃい子供歩いているイメージ。月は遅く動くんですね。ってことは、算数の旅人算じゃあないですか!(遅い)月に(速い)太陽が追いつきます。右から(西側から)かけて行きますよね。次!日食……隠す新月と太陽の大きさはほぼ同じ月食……隠される満月より、地球の影の方が大きいこれは図を描いてみるとわかるんですが、通勤中なので難しいです(笑)参考書などで確認してくださいね。月と太陽が同じ大きさに見える理由は大丈夫ですね。太陽は月の400倍の大きさですが、地球からの距離も400倍なので同じ大きさに見える。次!皆既日食……真珠色のコロナが見える。(地球の像が反射して映ることもある)皆既月食……赤銅色(しゃくどういろ)に見える。この辺りも狙われやすいですよね。例えば、皆既月食で赤銅色に見える理由は大丈夫でしょうか?これも図があるともっとわかりやすいんですが・・・赤色の光は紫色の光に比べて「屈折されにくい」「散乱されにくい」という性質があります。簡単にいうと、散乱されずに残った赤色の光が地球の大気で屈折して月に当たる→赤色ということです。次!日食……本影だと皆既日食、半影だと部分日食月食……原則として、皆既月食も部分月食も「本影」のみこの辺りも狙われやすいですよね。ここは参考書で図を確認しましょう。ラスト!日食……見える地域が限られている 見え方も場所によって違う月食……(月が見えるならば)どこでも同じように同じ時刻に見えるこれも、先ほどの「本影」「半影」と関係しています。今日はこの辺りで。 にほんブログ村[0回]PR