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中学受験の算数・理科をわかりやすく極める。【難関校受験に特化したプロ講師のブログ】

プロ講師の視点から、開成中・麻布中・櫻蔭中・女子学院中(JG)などの学校別対策方法や、四谷大塚の予習シリーズに準拠した算数・理科の学習方法、時事問題、さらには合不合判定テストの解説なども含めて公開していきます。

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小6・冬期講習予習シリーズ(sクラス)のポイント(1日目理科)



今日は、冬期講習の予習シリーズについて。ポイントを整理しておきましょう。

s問題のプリントについてお伝えします。


大問1 植物総合

ここでは植物のつくりに関して「広く」「網羅的に」問われています。

・単子葉類と双子葉類
・道管と師管の配置について
・具体的な植物名
・顕微鏡の基本

間違えやすいとしたら、顕微鏡の問題でしょうか。
「高倍率」での操作方法として正しいものを選ぶ

という設問です。
高倍率ですから、「視野は狭く、光量が少ないですから像は暗く」なっているのです。
ここで迷う選択肢は二つでしょう。

 ・しぼりはなるべく小さい穴のものを使う

 ・反射鏡には「凹面鏡」を使う

ここでポイントは像が暗くなりやすいということ。
しぼりで「小さい穴」のものを使うと、ますます、像が暗くなってしまいますね;;

だから、凹面鏡が答え。消去法で解けます。

また、凹面鏡は光を集める性質がありますから、顕微鏡の視野に光が集まりやすくなります。その点でも選べた生徒はかなり優秀。

大問3 電流回路総合

なかなかの良問です。バランスよく配置されていますが、(1)から躓いた生徒もいるのでは?
回路図として正しいものを選ぶ
ちゃんと図から枝分かれの様子を整理していきましょう。
この(1)が上手く出来ていないとあとが大変です。

そして、やはりポイントの部分は、最後の問題でしょうか。
並列回路になっている部分の片方を潰したら(つかなくしたら)他の電球の明るはどうなるか

大抵のお子様は「抵抗の個数が減るんだから、明るくなるに決まってるジャーン」と思って明るくなるを選びますね。

違いますよ。

実は、並列回路になっているとその部分は「抵抗が小さくなっている」んです。

抵抗とは土管のようなもの。細ければ通りにくく、太ければ通りやすい。

並列になっているってことは、その「並列部分」に関しては通り道がたくさん出来ているわけですから、通りやすくなっているんです。つまり、太い抵抗と一緒。

つまり、この問題は「この部分だけ太い抵抗を細い抵抗に変えましたよ」ってことなんですよ。

こういうところは塾でしか習えないところですね〜。

大問5 浮力

見た目で引いちゃう生徒もいるかもしれませんが、、かなりオーソドックスな問題。
しかも計算に関しては「ほぼ規則性だけ」で解けちゃいます。
今回は凸の形をした容器の中におもり50gを入れていくという設問

でしたが、まぁ、「沈んだ体積=浮力の大きさ」がわかっていれば解けてしまいます。
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